日米首脳が初会談、高市氏は「日米をより強く豊かにするために同盟の新たな黄金時代を大統領と作り上げていきたい」と発言
また、ホワイトハウスのレビット報道官は、高市首相がトランプ大統領をノーベル平和賞に推薦する考えだと明らかにした。
両首脳は「日米同盟の新たな黄金時代に向けた合意の実施」と題した別の文書で、7月の日米関税合意や、それに基づく5500億ドル(約83兆円)の対米投融資に関する9月の覚書などについて、実施に向けた「強い決意」を確認。合意が両国の経済安全保障の強化、経済成長の促進に資するとした。
両首脳は会談後、北朝鮮による拉致被害者の家族と面会した。
高市氏は会談で、世界の平和と安定に対するトランプ氏の関与を「高く評価する」とし、日本が外交の柱とする「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」の進展に向けて日米の協力関係を強化していきたい考えを示した。
「素晴らしい仕事をするのは間違いない」
高市氏は「日本の外交力・防衛力・経済力・技術力・情報力・人材力を強くするリーダーとして働いていく」と決意を表明した。
トランプ大統領も、安倍元首相の死去について「私の親しい友人で、本当に悲しい出来事、衝撃的な出来事だった」と振り返った。その上で、高市氏については安倍元首相からよく聞いており、「素晴らしい仕事をするのは間違いない」と評価した。
トランプ氏は日本が米国から防衛装備品を調達することに感謝の意を述べた。日米の関税合意について非常に公平な協定になっているとの認識も示した。
高市、トランプ両氏が対面で会談するのは今回が初めて。25日に電話で会談した際、トランプ氏は緊密な関係を築いた安倍元首相の思い出話に触れたという。トランプ氏は記者団に、高市氏が安倍氏と良好な関係にあったことに言及した上で、「彼女はきっとうまくやる」と語った。
一方、高市氏は記者団に「私のこともよく認識していただいていた」「安倍首相がとても気にかけていた政治家であることも知っていると話していた」と電話会談の内容を説明した。
高市首相は、来年の米国建国250周年を「日本も共に盛大に祝いたいと思っている」と述べ、首都ワシントンに桜の木250本を寄付する予定と明らかにした。また、7月4日の独立記念日の式典では、秋田県の花火が打ち上げられるという。
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