日本のどこなら広い家に住めるのか? 「広い住宅が多い」自治体ランキングTOP500

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(写真: ponta2012/PIXTA)

人口減少や物価高が続くなか、「どこなら広い家に住めるのか」という関心はじわじわ高まっている。総務省の「住宅・土地統計調査」を使って、市区町村別に1住宅当たりの延べ面積をならしてみると、日本人の「住まいの広さ」は地域によって大きな差があることが見えてくる。

今回、総務省の「令和5年住宅・土地統計調査」をもとに、専用住宅に限って1戸あたり延べ床面積が大きい自治体をランキングした。さらに住宅数が1万戸以上ある自治体に絞っている。

日本海側の自治体が「広い家ランキング」を席巻

ランキング上位の顔ぶれを見ると、ある傾向が一目瞭然だ。1位は富山県南砺市で、1住宅当たり194.6㎡。2位の氷見市(同181.5㎡)も富山県だ。3位から6位までは新潟県の魚沼市、南魚沼市、十日町市、妙高市と、日本海側の豪雪地帯が並ぶ。

南砺市は世界遺産・五箇山の合掌造り集落を抱える地域でもあり、昔ながらの巨大な農家住宅が多く残る。雪国ゆえに、広い玄関や風除室、農機具を置く納屋、豊富な屋内収納が不可欠という事情もあるだろう。

同様に、新潟県の上位勢もいずれも有数の豪雪地帯であり米どころだ。広大な田畑に囲まれた一戸建てが標準的であり、かつては3世代同居で大きな家を維持する生活文化が根付いていた。そうした地域の特性が、データにも色濃く表れた結果といえる。

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