高級住宅街・広尾で"ルンルン気分"のはずが…急に"ド緊張"へ。渋谷区の《超難関フードコート》で味わった「まさかの悔しさ」

✎ 1〜 ✎ 34 ✎ 35 ✎ 36 ✎ 37
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

仕方ないから建物の中に入ってみる。やや薄暗いおしゃれ~な雰囲気が漂っており、通路も狭い。

各店の前に「このメニューならテラスで食べられます」的な掲示があると思いきや、特になし。カウンター席などにあるメニューを見ようと近付くと、食事をしている人や各テナントのスタッフが、視線を向けてくる(ような気がする)。

この空気に耐えられず、とりあえず階段を上って2階に行く。しかし1階と同じような感じ。フードコートならではの、どの店で注文しようか楽しむ時間が、味わえない。ダメだ、出よう。

フードコート
ハイソな雰囲気だ(筆者撮影)

結局、広尾で注文したのは……

テラス席に座りながらどうしようか考えようにも、手掛かりが少なすぎる。訪問前は「広尾らしい、ふだんのフードコートでは味わえないメニューを」などと考えていたのだが……。

ここはフードコートの王道中の王道であり、庶民の味方でもある「うどん」にしよう。うどんなら、さすがにテイクアウトできるだろう。

というわけで、2階の「うどん こんとん」という、うどん店へ。しかし、先ほど味わった緊張感があるので「どうすればテイクアウトできますか?」とおいそれと聞けない。とりあえず座ってメニューを眺める。

フードコート
「うどん こんとん」(筆者撮影)

「かけ」や「ざる」「釜玉」などオーソドックスなメニューのほか「変わりうどん」や季節メニューがある。思ったほど高くなく、1000円前後なのがうれしい。QRコードから注文して、テイクアウトについて店員さんに聞いたところ、容器代として150円がかかるとのこと。まあ仕方ない。

「花巻うどん」なる、うどんに海苔を散らしてわさびを乗せるというメニューと、大山鶏、春菊の天ぷらを注文した。5分ほど待ったろうか、商品が供されたのだが、わさび用の容器がないとかで、アルミホイルで包んだものをくれた。

もう1店舗は、建物の入り口のところにフードトラックでハンバーガーを販売している「THE GOOD VIBES VEHICLE」にした。うどんと同じくハンバーガーなら間違いなくテイクアウトできるはずだ。

次ページ磯の香りが口一杯に広がる
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事