
がんで亡くしたプレーリードッグ、里子での出会い…
ぽてっとした体躯、前足で器用に食餌をとる姿がコミカルな、リス科の動物・プレーリードッグ。現在ではペット用として国内繁殖された個体のみ飼うことができるため、生体価格は40万円と高額だ。また、犬や猫と違い、野生が強く残っていることから、簡単に飼いならすことはできない。
幼いころからリスが大好きだったまる子さん(仮名)は10年前、人生に絶望していた時期にプレーリードッグの動画を見て一目ぼれ。本当に飼えるか半年間熟考したのちに、迎えることを決意する。
ペットショップで出会ったのが、自分と同じように誰にも心を許さず、隅っこに固まったままの「絶望プレーリードッグ」牡丹ちゃんだった。彼女とともに暮らすことで、まる子さんは生きる力を取り戻していった(詳細は前編で)。
しかし数年後、牡丹ちゃんはがんに罹患し寿命を終える。幸せな時間は終わってしまった。
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