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「いい加減にして!あなたなんて死ねばいいのに!」子に言い放った母の"まさかのその後"

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トゲのある言葉は子どもを深く傷つけてしまうことがあります(写真:Taka/PIXTA)
「あの子、最近なんか元気ないな」「いつも学校であったことを話してくれていたのに、ほとんど口をきいてくれない」――。子どもの小さな違和感に、胸がざわつくことはありませんか。
「思春期の子どもたちは、心の内をうまく言葉にできません。でも、言葉にしないからといって、何も感じていないわけではないのです」と言うのは、3万人の親子に寄り添ってきたスクールカウンセラー普川くみ子さんです。10代の子どもたちの沈黙の奥に隠された「声なき心」を私たち親がどうやって感じ、受け止め、寄り添っていけばいいのでしょうか。普川さんの新著『10代の子どもの心の守りかた』を一部抜粋しお届けします。
1回目:『「生き方を変えることも」子を縛る”呪いの言葉”』
怒りではなく親の「思い」を伝える
――感情をぶつけず、「伝わる言葉」を選ぶ

「分かってほしい」という思いが強いあまり、子どもを大きな声で叱ったり、怒りをあらわにする人がいます。中には、まるで威嚇するような口調で怒鳴る親もいます。

しかし、そうした叱責には、伝えたいメッセージが曖昧なことが少なくありません。

「どうして分からないの!」「なんでこんなことをするの!」といった言葉は、子どもは理不尽に感じます。なぜなら、子どもは「分からない」からこそその行動を取ったのであり、「どうして?」と理由を問われても、答えようがないからです。

しかも感情的な言葉で怒られた経験だけが強く心に残り、親が本当に伝えたかったはずのメッセージは、記憶から抜け落ちてしまいます。

「分かってほしい」という親の気持ちとは裏腹に、その叱責は子どもに届かないばかりか、親子の関係性を損なうことすらあるのです。

怒鳴っても届かない本当の理由

だからこそ、親には「戦略」が必要です。「どうすれば子どもに伝わりやすく、記憶に残るか」を意識して、言葉や態度を選ぶのです。

たとえば、夜遅くに帰ってきた子どもに「何時だと思ってるの! どうしてこんなに遅くなったの?」と怒鳴っても、子どもの行動が変わることはまずありません。

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【どのように対話するのがいいのか?】

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