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ライフ #獣医病理医からみた「動物の話」

マイクロブタの体に起こっていた"残酷な変化"の犯人――「こんなはずじゃ…」は飼い主の言い訳。ブームの裏で起こる問題を獣医病理医が指摘

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  • 中村 進一 獣医師、獣医病理学専門家
  • 大谷 智通 サイエンスライター、書籍編集者
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また、痩せているのとは反対に、肥満の子も少なくありません。肥満になると関節に負担がかかって傷めるほか、さまざまな病気の原因になるので、健康にとっては肥満もよくありません。

動物を飼うことは、その命に対して責任を負うことでもあります。

飼い主となった者は、その動物の寿命が尽きるまでの数年、あるいは数十年、絶え間なく世話を続けなくてはなりません。そしてその過程では、動物の病気や老いにも向き合わなくてはなりません。

健康で長生きさせる飼い方を勉強し続けなくてはなりませんし、場合によっては動物のために飼い主が自らの生活を変化させる必要も生じます。

人間の無知や身勝手で

動物を飼うということは、決して「かわいい」「楽しい」「癒やされる」ことばかりではないと、飼い主は知っておかなくてはなりません。これらの覚悟がないなら、その人はまだ動物を飼うべきではないでしょう。

今回はミニブタやマイクロブタのケースを取り上げましたが、獣医病理医という仕事をしていると、人間の無知や身勝手によって命を落とした数多くの動物と出会います。

そんな不幸な命が一つでも減るよう、僕はこれからも、さまざまな命の記録をみなさんにお伝えしていきます。

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