「日本アニメ」の底力が伝わる《意外な作品5選》。「毎週約100本以上」のアニメを視聴するコラムニストが厳選

いまや国内外で広く受け入れられている日本のアニメ。しかしそのすごさを語る際、どうしても我々の目は“精巧な画でものすごく動く”作品に向けられがちです。
これらの作品達がすごいのは間違いありませんが、実は日本のアニメには“パッと見では気づかない物凄い技術で制作されている作品”もたくさんあります。
今回はそうした作品から個人的なおすすめを5つ厳選して紹介します。
実はシンプルなキャラほど難しい!?
あまりに自然で見過ごされがちですが、線の少ないシンプルなキャラほど“コレジャナイ感”を出さずに映像化するには、とてつもない技術を要すると思います。
例えば「ドラえもん」や「アンパンマン」などは、子供がお絵描きできるくらいシンプルなデザインである一方、アニメの通りに描こうとしても、両目の距離やパーツの比率などがひとつ異なるだけで、なんかちょっと違う……となった覚えはないでしょうか。
そう考えると、“シンプルが故に難しいキャラの造形を保ったまま、さらには動かしている”アニメの技術がどれほどすごいのか、実感も湧いてくると思います。
『ちいかわ』もそうした作品の1つです。ナガノ氏の漫画を原作とした同作は、原作時点ですでに根強い人気がありましたが、2022年のアニメ化を機に世間での認知度をより一層高めました。
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