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「坊主丸儲け」のことわざは大きな事実誤認…非課税でも実は意外とシビアな【お寺の懐具合】を探る

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ここまでの流れで見てきた"お寺の必要経費"を積み上げていくと、やはり年間で数百万円程度にはなっていく。

貧しくもなければ豊かでもないといった水準

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年商として1000万円程度あるお寺(檀家250軒と想定)からそれを差し引いた額を考えてみると、厚労省の賃金構造基本統計調査が示す「宗教家」の平均年収、すなわち僧侶個人が1年間のうちに自分の生活費などとして使える額は約514万円であるというのは、かなりリアルな数字に見えてくる。

現代の日本の僧侶の多くは、結婚していて子どももいる。それが夫婦に子ども2人といった平均家庭だとすると、年収514万円というのは、貧しくもなければ豊かでもないといった水準だろう。

つまり、「檀家が200~300軒ほどいれば、そのお寺は"寺だけ"で何とか食っていくことができる」というのは、おおむね事実なのではないか、ということである。

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