「『なんとなく』じゃ生き残れない」現代の若者たちの現実、勝負は"20代中盤で決まる"からこそ、内定式で考えたい

✎ 1〜 ✎ 353 ✎ 354 ✎ 355 ✎ 356
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

要は、その「個性」に根拠があるかないかの違いなのだが、もちろん学生のうちはそれでもいいだろう。

しかし、ビジネスパーソンや大人としては、「ヒトと違うことが当たり前」である必要があり、その前提で、お互いの違いや個性を認め合って尊重し、共に生きることが求められる。

そのための、「自分の軸」なのだ。

若いうちの努力が、その後の人生の土台となる

若い時分には、体力的にも気力的にも結構無理がきく。

だからといって、決して無理や無茶を勧めるわけではないが、若い時の努力や経験の多さが、40代50代になってのリターンにそのままつながるという側面はもちろんある。

最初のうちにどれだけ仕事や勉強を工夫し、努力するか。それがビジネスパーソンとしての基礎やスタンスとなり、足腰というか土台を形成することになる。その期間にいかに真摯に、人生そして仕事に向き合うかが、その後の人生やキャリアを決めるということだ。

最初のうちから、最低限のこと、例えば会社から言われたことしかしないようなモードで仕事に取り組んだり、オフをダラダラ過ごしてしまうと、そこからもダラダラするクセがついてしまうもの。

「若さ」とは、努力せずとも誰にでも手に入れることのできる特権だが、その若さを「どう使うか」は千差万別だ。そして、その使い方、過ごし方が今後の人生を左右するということだ。

今まで数多くの優秀なビジネスパーソンを見てきたが、後年になって活躍するようなビジネスパーソンは、やはり若手の頃から個性的でエネルギッシュだった。

小さな成功を積み重ねていくうちに、どんどん成功のスケールが大きくなっていくようなイメージで、将来芽が出るヒトというのは結構分かるものだ。努力や謙虚さといった泥臭い部分と、工夫(効率)や積極性が同居しているような感じだろうか。

次ページ残念なビジネスパーソンにならないために
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事