「『なんとなく』じゃ生き残れない」現代の若者たちの現実、勝負は"20代中盤で決まる"からこそ、内定式で考えたい

✎ 1〜 ✎ 353 ✎ 354 ✎ 355 ✎ 356
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

世の中や環境が複雑化し、細分化され、そして新しいトレンドが毎日のように生まれる現在において、自分自身を見失わないためにも、自分の軸をキチンと有していることが何より大切だと言ってもいいだろう。

「なんとなく流れに沿って生きる」とは言っても、そもそも“本流の流れ”がどこなのか分からないし、その行きつく先も不明だ。「いい大学」「いい会社」の定義もコロコロ変わるし、ヒトによっても全然違う。

そんな時代だ。

だからこそ、ビジネスパーソンは世の中の動きや今の流行やトレンドに迷わされずに、まずは自分ベースで考えるべきなのだ。

「自分の軸」を見つけるためにするべきこと

自分はどんな人生を生きたいのか:目指す理想像は何か。どこに向かいたいのか
→その中で仕事をどう位置付けるか:年齢によって、人生における仕事の位置づけは変わるので、年代別に考える
その上で「今何をするべきか」「どんな仕事を選ぶべきか」

を考える、という流れである。

若いビジネスパーソンおよびその予備軍にとっては、そういった思考の糧を一つでも得るべく、できる限り多くのことを経験し、いろいろなヒトとのコミュニケーションを図り、読書や勉強をしまくってインプットを増やすことが大切だ。

経験や知識の引き出しが増えれば増えるほど、自分自身の考え方や志がどんどんシャープになってくるし、自分オリジナルの軸の確立も早くなるからだ。

ビジネスパーソンとして社会に出ると、学生時代に自分が創ってきた自分自身のイメージや考え方が、強制的にリセットされるようなこともあるだろう。学生時代に「自分は個性的だ」「みんなと違う」と思っていても、社会に出たら実は平凡だった、なんてことはザラにある。

何故なら、その「個性」も結局は誰かの真似ごとだし、「みんなと違う」のはあくまでも狭い世界の「みんな」の中で見た話であり、社会に出て「みんな」の母数が増えれば、自分は「よくいる若者」でしかないことがあるからだ。

次ページ社会では「ヒトと違うことは当たり前」
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事