「地方だけど車は持たない」「外食は妥協しない」…築35年賃貸マンションに暮らす40代夫婦が実践"低収入でも豊かに生きる秘訣"
だからこそ、外食をする貴重な機会には、絶対に妥協しないと決めています。心から満たされる料理を味わいたいというシンプルな願い。値段の高い安いにかかわらず、心も体も喜ぶ料理。間に合わせでお店を選んだり、中途半端にお金を使いたくないというのが、我が家の考えです。
また、旅先で食事をする時も、とっておきのお店を選ぶようにしています。以前行った旅先で、驚くほど美味しい餃子に出合いました。食の勘が冴えている夫が見つけたお店です。暑さと疲れで食欲のなかった私も、この時ばかりは夢中で頬張りました。この餃子のおかげで旅がより良い思い出になったことは間違いありません。旅先でとっておきの物を食べることで、食の体験を色濃く記憶に留めることができると思います。

低収入でのやりくりの鉄則は、固定費を下げること
現在は夫婦ともにフリーランスなので、正直、収入は不安定です。2人で暮らし始めた時は会社員でしたが、家賃やローンといった固定費はできるだけ少なくすることに決めました。
夫がまた会社員に戻ったとしても、この方針は変えないつもりです。心地よい生活を続けるには、背負い込むものはなるべく減らし、できるだけ身軽でいた方がいいと思うのです。そんな価値観については、夫婦間でもよく話し合って一致しています。
たとえば我が家は車を持っていません。私が暮らしている石川県は車社会で、車は1人1台という感覚なので時には珍しがられます。固定費を減らしたい私たちにとって、車の維持費は大きな出費。もとから持たない暮らしだったので、昔も今も、特に違和感や不便さは感じていません。物件選びの時点で、公共交通機関と街中とスーパーまでの距離はしっかりとチェックしていました。どこに行くにも便利で快適な暮らしです。
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