「地方だけど車は持たない」「外食は妥協しない」…築35年賃貸マンションに暮らす40代夫婦が実践"低収入でも豊かに生きる秘訣"

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時には100円ショップで買っていた排水口のネットを無印良品の物にするなど、機能的に優れている物や価格的に納得できる物へとアップデートするために定番を変えることはありますが、あくまで置き換わるだけ。同じような用途の物を何種類も買ったり、飾るだけになりそうな物を増やしたりということは、全くしなくなりました。

息をするように買い物をしていた頃は、「あれもいい」「これも試してみたい」と、目新しい物を買っては時間も経たずして飽きてしまったり。先のことを考えず、その時の欲求のままに手に入れていました。

ただ、納得のいく定番にたどり着けたのは、数多く試した経験があったからこそだとも思っています。これまでの失敗はきっと今に至るまでの勉強代だったと考えるようにしています。

基本食材を決めて買うことで、冷蔵庫の中も常にすっきりした状態に(撮影:メグミ)

ほとんどしない外食は、行くなら妥協しない

お金の使い方もずいぶん変わりました。たとえば外食。

以前は街中に住んでいたこともあり、仕事後や休日など週の半分くらいは外食をしていました。

それが今では、ほとんど外食をしなくなりました。郊外に引っ越したことと出費を抑えたいという思いが大きいのですが、台所や冷蔵庫が整って心地よい空間になり、食材や器と向き合う料理の時間が面白くなったので、自然と3食自炊が当たり前になっています。

居酒屋に行けば、少なく見積もっても1人3000円、夫婦で6000円以上はかかるでしょう。居酒屋の料理や雰囲気は好きですが、それだけのお金があれば高級な食材だって買えますし、同じお金を使うのならば、それを使って家で美味しいものを作ろうと思ってしまいます。

発酵食品を取り入れた料理を作るなど、嫌いだった食事作りに興味が湧くように(撮影:メグミ)
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