先輩がこぞってメロメロになる「一橋大生」の黄金ルーキー・篠塚大輝。他者を立てる"うまさ"に見る、「若手がチームを引っ張る」時代に必要なスキル
10歳近く年齢が離れていて、かつ、寺西はすでに事務所に入って10年以上でもある。それでもこのような関係性ができているのは、2人ともに人間力の高さがあるからにほかならない。
「他者を立てる力」は、ますます求められる
篠塚を見ていると、従来の「後輩は控えめに」という常識とは違う、新しいチームの在り方が見えてくる。
歴史への敬意を忘れず、常にチーム全体を意識し、でも言うべきときはしっかり意見を言う。この絶妙なバランス感覚は、先輩たちからも「この子となら一緒に仕事がしたい」と思わせる魅力になっている。
篠塚の発言を見ると「家族」「8人」「起爆剤」という言葉を多用し、常に個人ではなく集団を主語にしている。これは計算ではなく、本当にグループのことを第一に考える彼の価値観が表れたものだろう。
Xを見ていると、「しのは、うちの会社にも欲しい」「会社員になっても即戦力だったのでは」といった声を見かけるが、組織の中で輝ける人材だからこその反響と言ってよさそうだ。
媚びることなく、でも敬意は忘れない。そんな関係性こそが、これからのチームワークのヒントになるのかもしれない。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら