アプリにすると超便利に! 楽天Edy、Suica、WAON、nanaco… カードタイプの「電子マネー」から今こそ"乗り替える"べき《十分すぎる理由》

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かざすだけでスピーディーに支払える電子マネーは、コンビニや自動販売機などの普段使いに適している。一方のコード決済は、利用上限額が1回最大50万円で高額の決済が可能。片方に残高をチャージしておけば、残高を移動させてもう一方のサービスの支払いにも利用できるわけだ。

楽天ペイと楽天Edy
楽天ペイアプリのコード決済の楽天ペイ(左)と電子マネーの楽天Edy(画像:楽天ペイメント提供)

楽天Edyアプリ自体は2025年6月30日をもって新規ダウンロードが停止となったが、その機能は楽天ペイアプリで利用することができる。なお、現在使っている楽天Edyアプリは、iPhoneでは機種変更するまで引き続き利用可能、Android端末では機種変更の際にアプリが新しい端末に移行されるため移行後も利用できる。

楽天ペイアプリで楽天Edyを利用することで、残高や利用履歴の確認、チャージなどの機能が利用できる(OSによって異なる)。なお、Androidはスマートフォンをかざして支払えるが、iPhoneはスマホ単体では決済できず、楽天Edyカードが必要になるので注意したい。

楽天ペイアプリには楽天カードアプリの主要機能も搭載。クレカの利用明細が見られたり、支払い方式(一括、分割など)を選んだりできるようになった。今後、楽天フィンテックサービスの銀行や証券、保険といった機能も楽天ペイアプリに搭載していく計画。将来的にはAI(人工知能)との融合で、次世代アプリを目指す。

イオンはAEON PayとWAONの連係を強化

このような統合は、WAONと「AEON Pay」でも行われている。AEON Payはイオングループのトータルアプリである「iAEON(アイイオン)」に搭載されている。iAEONにはWAONも搭載されているが、2025年6月26日にAEON PayとWAONが統合したことで、AEON Payのコード払い(コード決済)とWAONタッチ(タッチ決済)の残高移行が可能になった。

AEON Pay加盟店ではコード決済、WAON加盟店ではタッチ決済と使い分ける必要はあるものの、残高を共有してどちらの加盟店でもシームレスに支払いができる。これによってAEON Payが利用できる加盟店は約430万カ所(2025年6月時点)と1.4倍に拡大した。

AEON PayとWAON
iAEONアプリのコード決済のAEON Pay(左)と電子マネーのWAON(画像:イオンフィナンシャルサービス提供)

また、買い物で支払った金額の0.1%分をイオンが自治体などに寄付をする「ご当地WAON」の機能も拡大された。これまではWAONの支払いのみだったが、AEON Payのチャージ払いでも寄付が可能になった。

寄付先は47都道府県の自治体のほか、日本の国立公園などにも広がり、これまでの総寄付額は約33億3163万円(2009年4月~2025年2月)にも及ぶ。ご当地WAONの取り組みに賛同していて決済はできるだけWAONでと考えている人も、WAONに限らず、AEON Payでも寄付ができるようになった。

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