夫亡き日々の暮らし。新宿「思い出横丁」でくらたまが見た"光景"と、友人の「将来の夢」に「自分はこれからどう生きよう」とふと考えた夜

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(写真:倉田さん提供)
世間を沸かしたバツ3の叶井俊太郎氏との結婚から16年。漫画家・くらたまに降りかかったのは、夫の死と、残りの人生をどう独りで生きるかという「新たな人生設計」だった――。
夫亡き後の日々の暮らしや感じたこと、そして新たな挑戦の日々を漫画とエッセイでお届けする(漫画はエッセイの最後に)。【連載第4回】

大酒呑みの友人と思い出横丁へ

新宿の思い出横丁ってご存知でしょうか。

新宿駅西口にある、小さな店舗が狭い路地にぎゅうぎゅうに詰まった飲み屋街。終戦後の闇市がルーツのようで、昭和の香りがするノスタルジックな場所です。最近はインバウンドの外国人観光客がたくさん来て、盛況を極めています。

夫は下戸だったため、一緒にこういう場所に来たことはありませんが、私は飲み屋街って好きです。

今回は大酒呑みの同い年の友達、ミカンと思い出横丁ではしご酒をしてきました。3年前に飲み会で知り合ったミカン。私の夫が亡くなったときも、うちに来て数日間そばにいて寄り添ってくれた友人です。

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