米で人気のアイスが上陸

難攻不落の日本市場に挑戦

 

ただ日本市場は一筋縄ではいかない。05年11月に進出した米「コールド・ストーン・クリーマリー」。客の前で手作りし、歌でもてなすエンターテインメント性を売りに当初09年までに150店舗の出店を目指していた。が、思うように普及せず、12年3月末で38店舗にとどまっている。ネスレ系のハーゲンダッツも過去に95店舗展開していたが、現在はカップアイスなど小売りに軸を移し、18店舗にまで縮小している。

外食産業のマーケティングに詳しい横川潤・文教大学准教授は、「米国で成功した差別化戦略が日本では機能しない」と話す。アイスを米国ほど日常的に食べる習慣がないため「差別化できるのは価格だけ」(同)と見る。

実際日本で1095店舗を展開するB─Rサーティワンアイスクリームの売れ筋は400円台。競合に比べ低価格な点が家族連れや学生に受けている。はたしてB&Jにも“熱い”夏が訪れるか。

(松浦大 撮影:今井康一 =週刊東洋経済2012年4月21日号)

記事は週刊東洋経済執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。

 

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