米で人気のアイスが上陸 難攻不落の日本市場に挑戦

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米で人気のアイスが上陸、難攻不落の日本アイス市場に挑戦

世界有数のアイスクリームブランド「ベン&ジェリーズ」(B&J)が日本に上陸した。4月14日、東京・表参道に1号店をオープン、2017年までに30~50店舗を出店する計画だ。

B&Jは1978年創業。00年に蘭ユニリーバの傘下に入り、現在では米国中心に世界27カ国に800店以上出店している。日本ではユニリーバ傘下に入る前にカップアイスを販売していたこともある。

同社のアイスは「フェアトレードに準拠した素材やチョコレートの塊がたくさん入っている」(ユニリーバ・ジャパン・カスタマーマーケティング社マネージャーの中川晋太郎氏)など、“リッチさ”が売り。客単価も600円程度と高級路線を狙う。

日本進出の背景にはユニリーバの世界戦略がある。調査会社ユーロモニターによると、世界のアイス市場の規模は688億ドルで、年率10%弱の成長が続いている。このうち、シェア4割弱を最大手のユニリーバと業界2位のスイスのネスレが占めている。

一方、カップアイスを含めた日本の市場規模は10年度4063億円と過去10年間で18%拡大したが、ユニリーバの存在感は薄い。今後、世界でアイス事業を伸ばすうえで、課題となっていたのが日本市場の攻略だった。

 

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