都心で醤油ラーメンを「680円」で提供も、ラーメンファンの心をつかむのは難しい? 松屋が始動「ラーメン専門店」に込められた"狙い"を読み解く

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「松太郎」外観
松屋フーズの新業態はまさかのラーメン店。その名も「松太郎」の実力とは?(筆者撮影)
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新宿・小滝橋通り。20年以上の長きにわたりラーメン激戦区として知られるこの地に、牛丼チェーンの「松屋フーズ」が新たに立ち上げたラーメン専門業態「松太郎」がオープンした。

新業態はあえての“逆張り”戦略?

看板メニューは、奇をてらわないオーソドックスな醤油ラーメン。その価格は680円だ。

この一杯をどう捉えるべきか。一般的に新業態を立ち上げる場合、差別化のために何らかのとがった要素を入れるもの。とくに、ラーメン業界はすでにレッドオーシャン中のレッドオーシャン。普通に考えれば「とがった一杯」や昨今はやりの「体験型要素もある一杯」を狙うはずだが、松屋の戦略はその真逆。とことん“逆張り”なのである。

「松太郎」外観
こちらがその外観(筆者撮影)
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