ユニクロもコラボした「ラブブ」、世界的ブームで最高益、快進撃の舞台裏。ポップマートCEOが明かした“キティ、ナルト”への野望

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ユニクロのHP
8月25日からユニクロとPOP MART「ザ・モンスターズ」とのコラボコレクションの販売が始まった(画像:ユニクロHPより)

中国企業POP MART(ポップマート)のキャラクター「LABUBU(ラブブ)」の世界的なブームが同社の業績を大きく押し上げ、8月19日に発表した2025年1~6月決算は半期で2024年通年の売上高・純利益を上回った。

東南アジアや中国に比べると盛り上がりに欠けていた日本でも人気が高まり、25日に発売されたユニクロとのコラボコレクションは、オンライン販売開始前には長い待ち時間が発生した。

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ユニクロとコラボTシャツで話題に

ポップマートは30以上の国と地域で550店舗以上を展開。日本国内でも今年6月に成田空港第2ターミナルなどに直営店をオープンするなど、店舗を増やしている。

日本1号店で旗艦店と位置づけられている原宿本店を8月中旬午前10時半ごろ訪れてみると、店の前には開店を待つ20人以上の列ができていた。気温はすでに35度、直射日光から逃れるスペースはなく、皆ファンの風を顔に当て、汗をぬぐいながらオープンを待っている。

向かいのオフィスに勤める男性は、「私は朝7時台に出勤するのですが、いつも10人くらい並んでますよ」と話す。

多くは世界的なブームになっているキャラクター「ラブブ」のグッズが目当てのようだが、耳に入ってくる会話からこの2カ月で客の顔ぶれが変わっていることに気づいた。6月は半分ほどが中国系だったが、日本人がぐっと増え、欧米系の若者もちらほらいる。

8月25日にはユニクロがラブブが属するTHE MONSTERS(ザ・モンスターズ)シリーズとのコラボTシャツを発売した。

オンラインでは午前8時15分から販売だったが、時間ぴったしにアクセスすると45分の待ち時間が表示された。ただ、その後は一次品切れになりつつも、随時、商品が補充されている。

ユニクロWebサイト
販売開始前にはアクセスが殺到していた(画像:ユニクロHPより)
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