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「日本で唯一のヘビ専門研究所」「大蛇や毒ヘビが…」群馬《スネークセンター》で見た"驚く光景"ーー過去には“毒ヘビの血清”も作られた

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2017年7月、兵庫県の小学生がヤマカガシに咬まれ、一時意識不明になる事故があった。全国ニュースにもなり、ヤマカガシが毒ヘビであることを改めて認識した人も多いだろう。命を救った抗毒素血清(血清)の存在にも注目が集まった。

毒ヘビと知らない人もいる「ヤマカガシ」(写真:RewSite/PIXTA)

「ヤマカガシに咬まれるのは、手を出して捕まえようとするときがほとんど」と堺さん。

「ヤマカガシ」はおとなしいヘビだが、捕まえたり持って遊ぼうとしたり、ちょっかいを出す場合に咬傷事故が起こりやすい。

ただし、咬まれても一瞬で毒が入ることはまずない。口内の奥の牙でガブリとしっかり咬まれたときに毒が体内に入る。

「ヤマカガシの場合は特殊で、咬まれても腫れや痛みはなく、すぐに症状は出ません。これまで聞いた事例の中には、手を咬んだまま5分10分ぶら下がっていた状態だったという話もあります。引っ張っても取れず、咬みっぱなしなわけですよ」

腫れも痛みもなく、症状もすぐには出ないため、遊んでいたのが毒ヘビとは気づきにくいのかもしれない。しかし、この毒が咬まれた部位から吸収されて血管に入ると、毒は強く作用する。時間が経過してから出血を起こし、重症化すると急性腎不全や脳内出血を引き起こす。

ちなみに、猫がくわえてきたヤマカガシを取ろうとして重傷になった事故や、近畿地方の緑色のヤマカガシをアオダイショウと間違えて手を出して重症になった事故もある。故意ではなくても咬まれることは想定しておきたい。

しかも首のところにも毒腺があり、そこから毒を飛ばすこともあるとか。目に入ると危険な毒で、適切な距離を保ちたいいきものだ。

ヤマカガシの咬傷事故は過去50年間で50例近くあり、これまで5名が死亡している。数は多くはないが、重症化するリスクがあり、血清の存在は欠かせない。しかし常時保管する施設は限られ、現在でも血清が保管されているのは全国で13の施設だけである。

それはなぜなのか。

希少な「ヤマカガシの血清」は“未承認薬”

1984年に愛知県で中学生がヤマカガシに咬まれて死亡する事故が起こった。それまで無毒とされていたが、毒ヘビであることが広く認識される。遺族からの希望と寄付もあり、蛇研は科学研究費助成事業として血清の試作に乗り出した。

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【毒ヘビの咬傷事故に慣れている医師は多くない】

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