「日本で唯一のヘビ専門研究所」「大蛇や毒ヘビが…」群馬《スネークセンター》で見た"驚く光景"ーー過去には“毒ヘビの血清”も作られた
まずブルーの建物に向かう。
「毒蛇」の真っ赤な文字が目をひくここは「毒蛇温室」だ。「ご自由にお入りください」の看板があり、ドキドキしながら中へ入る。

世界の毒ヘビを見ることができる「毒蛇温室」(筆者撮影)
薄暗い室内のガラスケースには、動物番組で見るような世界各地の珍しい毒ヘビの姿があった。日本の毒ヘビ「マムシ」と「ヤマカガシ」も並ぶ。
2008年の「原宿毒蛇事件」(※1)で押収された猛毒のトウブグリーンマンバは、この温室で今、静かに暮らしている。
※1 東京都渋谷区の原宿駅近くに住む男性が無許可で毒ヘビを飼育し、指を咬まれて一時意識不明の重体に陥ったうえに動物愛護法違反(特定危険動物の無許可飼育)の疑いで逮捕された事件

「毒蛇温室」では、世界各地の毒蛇を飼育・展示している(写真:ジャパン・スネークセンター公式サイトより)
「毒蛇温室」の隣には「大蛇温室」が
「大蛇」の字面と響きにそそられて近づいたのは、「大蛇温室」だ。瓦屋根の平屋の大きな建物内に、アミメニシキヘビなどの世界の超級大蛇がいる。大きさやヘビの質感が伝わってくる展示だ。

何とも言えない佇まいの「大蛇温室」(筆者撮影)

間近にヘビを観察できる「大蛇温室」。希少種も展示されている(写真:ジャパン・スネークセンター公式サイトより)
敷地の中ほどにあるのは、「熱帯蛇類温室」。世界最大種のオオアナコンダやビルマニシキヘビが展示されていた。日曜・祝日にはヘビとの撮影会が開催されているとか。群馬出身の知人たちが、「子どもの頃、ニシキヘビを首に巻いたことがある」と言っていたのを思い出した。

「熱帯蛇類温室」には人気種のヘビが(筆者撮影)

「熱帯蛇類温室」には恐竜のオブジェやパネルが配置されている場所もありワクワクする(筆者撮影)
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