「有名店主にボコボコにされて火がついた」「20歳からラーメン屋でバイト」 キングオブコントで3年連続決勝「ラーメン大好き芸人」の情熱

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「ここから明確に仕事が増え、地方に営業に行けるようになりました。今まで地方のラーメン屋さんはほとんど食べたことがなかったので、ここぞとばかりに食べまくりました」(中嶋さん)

ライブの前後にラーメンを食べに行く中嶋さんの姿を見て、モグライダーのともしげさん、トム・ブラウンの布川ひろきさん、お見送り芸人しんいちさんなど一緒に食べる仲間ができてきた。ナイツの塙宣之さんが一緒に来てくれたこともあった。

地方の仕事が増えるとラーメンとの出合いも増える

「家系ラーメン部」のラーメン遠征。右から2番目が中嶋さん(写真:家系ラーメン部提供)

2017年から中嶋さんは「家系ラーメン部」に参加。横浜家系ラーメン好きの芸人が集まるトークライブだ。筆者はここで中嶋さんを紹介される。ここから何度も車で一緒にラーメン遠征をするようになり、その本気のラーメン愛を知ることになる。

「NRYラーメン大賞」収録の様子(筆者撮影)
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年間アワード「TRYラーメン大賞」の予想をガチで行う「NRY(ヌライ)ラーメン大賞」を筆者のYouTubeで放送すると、ラーメン店主からの注目が一気に集まる。

「キングオブコント」での知名度とともに、中嶋さんは芸能界トップのラーメン好きとして知られるようになってくる。

「ラヲタさんとの会話がいつもとても楽しいです。ただラーメンが好きなおじさんたちとの会話は幸せです。

これからはもっと地方の仕事が欲しいです。特に目標はないですが、もっともっとおいしいラーメンを食べたいです」(中嶋さん)

地方の店を訪れたい、だからこそ地方の仕事が欲しい…と語る中嶋さん(筆者撮影)

昨年は年間734杯食べた。仕事が忙しくなればなるほど行ける場所が増えて、おいしいラーメンが食べられる。中嶋さんはこれからもおいしいラーメンを原動力にお笑い道を歩み続ける。

【もっと読む】ラーメン店主たちも「正直惚れ惚れ」「一生懸命な姿がとても良かった」と大絶賛! TBS・篠原梨菜アナが「朝ラーの女王」になった意外な経緯 では、朝番組での早朝ラーメン食レポが大人気のTBS・篠原梨菜アナをインタビュー。ラーメン愛や、朝ラー店の発掘事情などについて詳しく語ってもらっている。
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井手隊長 ラーメンライター/ミュージシャン

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いでたいちょう / Idetaicho

全国47都道府県のラーメンを食べ歩くラーメンライター。「東洋経済オンライン」「マイナビニュース」「AERAdot.」等の連載のほか、コンテスト審査員、番組・イベントMCなどで活躍中。近年はラーメンの「1000円の壁」問題や「町中華の衰退事情」、「個人店の事業承継」など、ラーメン業界をめぐる現状を精力的に取材。テレビ・ネット番組への出演は「羽鳥慎一モーニングショー」「ABEMA的ニュースショー」「熱狂マニアさん!」「5時に夢中!」など多数。東洋経済オンラインアワード2024にて「ソーシャルインパクト賞」を受賞。その他、ミュージシャンとして、サザンオールスターズのトリビュートバンド「井手隊長バンド」や、昭和歌謡・オールディーズユニット「フカイデカフェ」でも活動。著書に「できる人だけが知っている 『ここだけの話』を聞く技術」(秀和システム)がある。

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