「有名店主にボコボコにされて火がついた」「20歳からラーメン屋でバイト」 キングオブコントで3年連続決勝「ラーメン大好き芸人」の情熱

✎ 1〜 ✎ 107 ✎ 108 ✎ 109 ✎ 110
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

誰がラーメン好きというわけでもなかったが、部活の後といえばラーメンだった。

「屯ちん」の「東京豚骨ラーメン」(筆者撮影)

大学に入って、バスケ仲間とラーメン遠征に行き始めた。そして、大学非公認のラーメンサークルを作って各地を食べ歩いた。

写メール機能の付いた携帯電話の1号機を早速買い、ラーメンの写真を撮り始めた。池袋の塩ラーメンの人気店「えるびす」では中嶋さんの写メの音が店内に鳴り響き、大爆笑が起こった。店員さんからは「写メは初めてです」と言われた。

高校3年で好きだった女性を連れて初デートした。初デートの場所は、渋谷の旭川ラーメンの名店「らーめん山頭火」だった。大学2年のときに初めて彼女ができたときは、門前仲町の「こうかいぼう」に連れて行った。学内でもエースと言われ、いつもラーメンがそばにあった。

事務所のラーメン部でも中嶋さんは「エース」

大学を留年して、5年生のときにや団を結成する。小学校時代からの友人で同級生の本間キッドさんと、大学の友人である海野健太郎さんと3人のトリオだった。

中嶋さんはもともと本間さんとお笑いをやろうと言っていたが、本間さんの大学のキャンパスが静岡だったこともあり、なかなか実現しなかった。そこで、本間さんが卒業するタイミングで結成に至ったという。

ソニー・ミュージックアーティスツに所属し、1年目から評価が高かった。そして、そのうち事務所の中にもラーメン部が生まれた。若手の芸人を集め、その中でも中嶋さんはエースだった。

芸人としても、ラーメン好きとしても、周囲からは実力を認められてきた中嶋さん(写真:中嶋さん提供)
次ページはこちら
関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事