「お辞儀が終わらない!」「レジ係が凄すぎる」パリ在住国際カップルが日本旅行で感動したことと、感じた「お酒の飲み方に対する“衝撃”」
酔って吐くことは万国共通で起こりうることだが、でもフランスでは道端で酔って吐いている人はほとんど見かけないそうだ。「これがもしフランスなら、何かの病気じゃないか?と考えて、救急車を呼んでほしいか尋ねる人がいると思います」。
セドリックさんは、ちょっと言葉を選びながらもこう語った。
「なんというか……“日本の裏側”を見た気がしました(笑)。表はとっても礼儀正しい。でもその分、日々頑張っているストレスやプレッシャーからか、夜にお酒でバンっと解放されるのかなって。でもそうやってどこかでちゃんと解放するのは大事なことですよね。もちろん体は大事にしてほしいですが」
ユアンユアンさんは「中国人は自分を主張するし怒るべきときははっきり怒るので、抑圧された感情は日本より少ないと思う」と分析していた。「でも中国でも日本と同じように、道端で吐いている人がいたら声を掛けないかもしれません」。

外から見た日本の日常
最後に「また日本に行きたいか」と聞くと、「絶対に日本に戻りたいです。次は沖縄。ビーチがあって海が綺麗そう!」と、即答された。
取材を終えて、筆者は2人の目線を通して、新鮮な気持ちで日本を見つめ直している自分に気づいた。富士山を前にした感動も、レジ係の丁寧な所作も、夜の街角で見た光景も、日本の日常が、外からの視点でこんなにも鮮やかに見えるのだ。
他の人たちが日本を訪れたとき、いったいどんな発見をするのか――その瞬間をまた聞いてみたいと思う。
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