「お辞儀が終わらない!」「レジ係が凄すぎる」パリ在住国際カップルが日本旅行で感動したことと、感じた「お酒の飲み方に対する“衝撃”」

✎ 1 ✎ 2
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

またある時は、小さな町にある地元の人しかいないようなスーパーで出会った、天才的なレジの女性。顧客対応も素晴らしく、レジは早くて正確。購入したものを、カゴの中に美しくピシッと配置してくれた。ユアンユアンさんは生まれ育った中国でも、現在暮らしているフランスでも見たことがない光景に、衝撃を受けたそうだ。

筆者も現在パリ在住だが、レジ対応は総じてかなりカジュアルで日本のようにカゴに綺麗に並べてくれたりはしない。その一方で気軽に「これ私も好きなの!」とフレンドリーに話しかけられることも。対応の差は文化の違いであり、どちらがいい悪いではないが、ユアンユアンさんが衝撃を受けた気持ちはよくわかる。

またまたある時は、市バスの中。後ろに立っていた高校生の女の子が、ユアンユアンさんにぶつかったと思い込み「ごめんなさい」と言ったそうだ。実際は、その女子高生はユアンユアンさんに触れていない。その時の優しく温かいやり取りを、今でも忘れられないという。

「買い食いする人がいない」日本に驚き

日本で残念だった点も聞いてみた。すると「気軽に道端で食べ歩きができなかったこと」だという。

旅行中に日本人を観察すると、道端で食べる人がほとんどいないことに気づいたそうだ。よく見ると、道端にゴミ箱も設置されていない。みんなゴミをどこに捨てるのか。郷にいれば郷に従いたい2人は、食べ歩きをあきらめた。

ところが旅の終わり頃に大きな公園に行ったとき、日本人がピクニックしているのを目にした。「あれ? 日本人も外で食べるのか」と思い、どうやら日本には野外で食べる上でのマナーがあるんだと気づいたそうだ。次回から「もし外で食べたいなら公園を探さなくては」と思ったらしい。

次ページカルチャーショックを感じた「お酒の飲み方」
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事