「お辞儀が終わらない!」「レジ係が凄すぎる」パリ在住国際カップルが日本旅行で感動したことと、感じた「お酒の飲み方に対する“衝撃”」

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もちろんフランスにも有名な山はある。例えば標高約4810メートルのモンブラン。西ヨーロッパで一番高い山だ。でもアルプス山脈に連なっているため、一見しただけではどれがモンブランなのかがわからない。

雪をかぶったモン・ブラン
登山者やスキーヤーの拠点フランスのシャモニーから見た、雪をかぶったモンブラン(筆者撮影)

ところが富士山は、誰が見ても富士山だとわかる。セドリックさんは、富士山の周りは土地が平らで、山が単体でそびえ立っていることに感動した。「こんな山は今まで見たことがない」そうだ。

2人は間近に富士山を望む河口湖畔に2泊して、景色を堪能した。もちろん移動の新幹線は富士山側の席を取った。2人の出会いは、通っていたフランスの大学のトレッキング部だというから、揃って山好きなのがうかがえる。

エンドレス「お辞儀のし合い」

一方、ユアンユアンさんは日本人のサービス精神に感銘を受けたらしい。「エピソードはいっぱいあります!」と目を輝かせて語る。

まずはショッピングモールに行ったとき。

「日本では普通のことなのかな?」と思ったそうだが、高齢の男性が警備員をしていることに、ユアンユアンさんはいい意味で驚いた。帰り際に、その高齢男性がユアンユアンさんに向かって「ありがとうございました」と深々とお辞儀をし、さらに驚いたそうだ。

ユアンユアンさんは「私も返さなければ」と思い、即座に「ありがとうございました」と深々と頭を下げた。すると男性も再び頭を下げ、お互いペコペコとお辞儀のし合いになってしまったらしい。

4回くらい続いたとき、「これは永遠に終わらない」と気付いたユアンユアンさんは、意を決してお辞儀をやめた。ユアンユアンさんにとって、「日本人はなんと礼儀正しいんだろう」と思った印象的なシーンらしい。

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