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【脳科学者が明かす!】本の知識がなかなか定着しない、読んでもすぐ忘れる…を解消する「脳の使い方」

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  • 榊 浩平 東北大学応用認知神経科学センター 助教

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「音読」「読み聞かせ」に効果があることはなんとなく知っていても、忙しくて実践まではできていない方が多いのではないでしょうか(写真:Kostiantyn Postumitenko/PIXTA)
実は「多くの日本人が、教科書さえきちんと読めていない」そんな衝撃の結果が、50万人以上が受検したリーディングスキルテストの結果から見えてきました。
30万部超のベストセラーとなった新井紀子氏による著書『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』の待望の続編となる『シン読解力』が刊行されました。本書では、シン読解力(教科書を正確に読み解く力)と学力やビジネスとの関係を明らかにします。
スマホの使いすぎが子どもたちの学力を「破壊」していることを明らかにした、脳科学者の榊浩平さん。脳のメモ帳とも例えられる「ワーキングメモリ」を有効活用することが、学力アップにつながる理由について聞きました。

脳のメモ帳「ワーキングメモリ」とは?

誰もが、日常会話で使う「生活言語」と教科書で使われる「学習言語」とのギャップに、戸惑った経験があるのではないでしょうか。

『シン読解力: 学力と人生を決めるもうひとつの読み方』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

私自身も大学で論文を読み始めたとき、その難解な専門用語や構文に苦労し、輪読や議論を通じて少しずつ慣れていきました。

中高生で出会う数学の証明の文章も、『シン読解力』を読んで「数学語」だったのだと感じました。

私が学生のときにも、公式が理解できない、計算ができないのではなく、「ゆえに」「すなわち」などの独特な表現につまずいてしまう子が周りにいました。

数学に苦手意識を持ってしまうタイミングですよね。

これこそシン読解力に関わる「読み解く力」なのかと思います。

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【前頭前野が活性化する読書法とは?】

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