【高性能バージョンのSQ5、さらに導入記念モデルも】アウディ新型「Q5」シリーズ日本導入、フルモデルチェンジで問われるSUVの価値

✎ 1〜 ✎ 182 ✎ 183 ✎ 184 ✎ 185
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
Q5のエンジンルーム
Q5のエンジンルーム(写真:三木 宏章)

実際にQ5の場合、アウディによると「システムを構成するPTG(パワートレインジェネレーター)は、最大230Nmの追加駆動トルクと最大18kW(24HP)の出力を生成する」という。また、ハイブリッドシステムには、減速時にバッテリーに充電を行う回生機能もあるが、PTGでは「最大25kWのエネルギーを回生する」能力も持つ。出力が高いだけでなく、使った電力を補う能力も高いというわけだ。

なお、新型が搭載するパワートレインは、Q5とQ5スポーツバックの両方に、204PSを発揮する2.0L・4気筒ガソリンターボ車と2.0L・4気筒ディーゼルターボ車を設定。また、SQ5とSQ5スポーツバックには、より大排気量の3.0L・V型6気筒ガソリンターボを搭載し、367PSもの最高出力を発揮する。そして、これらすべてのパワートレインにMHEV plusを搭載する。つまり、Q5の全タイプが発進時などにEV走行ができ、高い燃費性能を実現するのだ。

Q5のリアビュー
Q5のリアビュー(写真:三木 宏章)

しかも、加速時などにエンジンをアシストするマイルドハイブリッド本来の機能が、俊敏な加速性能などにも貢献する。新型Q5シリーズでは、これらに加え、独自の4輪駆動機構「クワトロ(quattro)」や7速Sトロニックトランスミッションなどもマッチング。定評のある上質で洗練された走りにスポーティさをプラスしたうえに、燃費性能も良好という、まさに多様な魅力を備えた新世代のハイブリッドSUVに仕上がっているといえるだろう。

外観について

新型Q5のサイドシルエット
新型Q5のサイドシルエット(写真:三木 宏章)

一方、エクステリアでは、より立体的で彫りの深いボディラインを採用。ヘッドライトとテールライトをつなぐショルダーラインを直線的にすることで、車両をより長くみせるとともに、力強くダイナミックなシルエットを演出する。また、アウディ車の特徴といえるシングルフレームグリルはより幅広くなった印象。その下に位置するエアインテークもより大型となり、シャープな造形のヘッドライトとのマッチングで、より個性的で洗練されたフェイスデザインに貢献する。

次ページスポーティかつ先進性を高めた内外装
関連記事
トピックボードAD
自動車最前線の人気記事