リーフ、サクラ、モデル3…「EVに乗っている人」はどんな理由で買ったのか? 購入者データを分析した

日産の電気自動車(BEV)「リーフ」が、近くフルモデルチェンジして3代目になる。
すでにグローバルに向けては公開されており、日本でも10月30日からの「ジャパンモビリティショー」に前後して発表することが考えられる。

そこで今回は、8年近く販売されてきた現行(2代目)リーフを取り上げてみたい。
同時に、この8年の間に登場し、数多く売れている日産「サクラ」、同「アリア」、三菱「eKクロス EV」、テスラ「モデル3」も分析し、BEVの購入者像をさまざまな観点から浮き彫りにする。
日産 リーフ:998名
日産 サクラ:761名
日産 アリア:128名
三菱 eKクロス EV:116名
テスラ モデル3:82名
※サクラ、アリア、eKクロス EV、モデル3は発売後すべての期間の新車購入者
※データは市場調査会社のインテージが毎月約70万人から回答を集める、自動車に関する調査「Car-kit®」を使用
BEVを購入した理由は?
はじめに、新車のBEVを「この時期に購入した理由」のデータを見てみよう。
「モデルチェンジ/新発売された」は、アリア購入者の多くが理由としてあげており、他車種の2~3倍程度も多い。
アリアはコロナ禍で納期が長期化した状態が続き、部分的に受注停止があったなどの事情もあり、「待っていた」人が多かったためだ。

「欲しいパワートレインの車が発売された」については、今回対象とする車種はすべてBEVだから「BEVが発売されるのを待っていた」と読み替えてもらうといいだろう。
こちらのスコアはリーフが最も低く、eKクロス EVが最も高い約40%だった。リーフは、BEVのパイオニアとして2代目へとモデルチェンジしていて販売実績があるため、低く出ていると見える。
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