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リーフ、サクラ、モデル3…「EVに乗っている人」はどんな理由で買ったのか? 購入者データを分析した

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  • 三浦 太郎 インテージ 自動車アナリスト
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約40%と最も高かった、eKクロス EVは三菱自動車の軽自動車BEVである。

三菱には「アウトランダーPHEV」「エクリプス クロスPHEV」のプラグインハイブリッドSUVがラインナップにあるが、軽自動車BEVは2021年に「i-MiEV」が終売された後は途絶えていた。

日産「リーフ」よりも早い2009年に登場した「i-MiEV」(写真:三菱自動車)

三菱ユーザーにとってeKクロス EVは、待望のBEVモデルだったのだ。また、以前のi-MiEVはeKクロス EVよりも車内空間が狭く、車両価格も高かったため、そうした意味でも待たれていた車種だったといえる。

どの車種も「前の車の車検時期が来た」ことを理由とする人はそこまで多くないため、車検時期より前倒しでの購入や代替え購入ではなく増車として買われていそうだ。

「補助金を利用できた」は、どの車種においても購入の大きな後押しとなっており、リーフは「購入条件」も重視されている。

「リーフ」はモデルライフが長いため好条件で購入した人も多かったようだ(写真:日産自動車)

モデル3は「新しい車を買って気分を一新したかった」が少々高く出ており、趣味的な位置づけでの購入も見えてくる。

ネット時代の情報収集

続いて「購入のきっかけとなった情報源」のデータを紹介する。注目すべきはモデル3とそれ以外の4車種の間で、大きな違いがある点だ。

モデル3購入者は「モデル3に乗っている人」というよりも、「テスラに乗っている人」としてデータを見てもらうとより理解しやすくなるだろう。

モデル3のオーナーの「購入のきっかけとなった情報源」を見てみると、「SNS」が他の4車種より高く出ており、「Webの記事」も高い。オンライン上での情報収集に積極的であるわけだ。

その反対に、ほとんどディーラーを展開しないテスラでは「営業スタッフの話」は非常に低い値を示している。

また、「テレビCM」という人が2.9%いるが、筆者の記憶ではテスラはテレビCMを国内で流しておらず、「テレビCMを見たような記憶がある」という人がいたと考えるのがよさそうだ。

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【情報感度の高い「テスラ」ユーザー】

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