富裕層に変わらぬ人気、南アの豪華列車「ブルートレイン」の車窓から"見えたもの"――バドラー付き2泊3日・32万円の旅のギャップ

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キンバリー駅 ブルートレイン
通常はプレトリア駅の専用ラウンジで乗車前のセレモニーがあるが、工事中により近隣ホテルで実施。出発予定時刻の12時を大幅に過ぎてからホテルを出発したため、車体を撮影するまもなく乗車。写真はキンバリー駅にて(写真:筆者撮影)

列車は予約人数により編成数は異なるが、多いときには20編成近くになる。2種類のラウンジ車両や展望車両、ダイニングカー、ときにはミーティングルーム車両が連なることもあるそうだ。

デラックススイートの全貌

プレトリア駅で乗車すると、担当バトラーが部屋へ案内してくれる。

各車両には客室が3~4室あり、筆者が予約したデラックススイート(約8平方メートル)の部屋には、小さな折り畳みテーブルと一人掛けのソファが2つ、いすがもう一脚のコンパクトな設計だ。

壁にはテレビと鏡が設置されている。大きな荷物をしまえる天井収納とクローゼットもあり、大きな窓のおかげか、数字の割には狭さは感じない。

バスルームにはトイレとシャワールーム、小さな洗面台が付いている。ベッドは奥の壁に折りたたまれて収納されており、朝食や夕食で部屋を出ている間に、バトラーがベッドメイキングや片付けをしてくれると説明があった。

ブルートレイン
日中の部屋(写真:筆者撮影)
ブルートレイン
夕食から戻るとソファはベッドに(写真:筆者撮影)
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