「活動休止じゃないんだ」「鋼のメンタルすぎ」の声殺到も… 永野芽郁の"不倫騒動から2カ月半ぶりに復帰"は本当に「図太い」のか

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ただ、難しさを感じさせられるのは、PVが取れる存在であればそれらの活動がネットニュースに高頻度でピックアップされてしまうこと。

世間の人々にとっては「見たくなくても見てしまう」、本人にとっては「見せたくない人にも見られてしまう」ことがありうるため、利害関係のない人々から過剰な批判を受けやすいところがあります。

「会見を開くべき」だったのか

ここまであげてきたように、売れっ子の芸能人であるほど一般人が理解しづらいメンタルや仕事があり、不祥事があったとしても人前に出なければいけないというケースが少なくありません。

しかし、それを見る側の私たちはそんな芸能人にどんな言葉をぶつけてもいいわけではなく、ましてや思いのままに裁くことはできないでしょう。民意で選ばれ、税金をもらって働いている政治家ならともかく、芸能人に対する一般人の影響力には限界があります。

さらに芸能人の中には誹謗中傷にやられっ放しではなく、水面下で対応している人も少しずつ増えているなど、安易な書き込みへのリスクは以前よりも上がりました。

ちなみに「芸能人を続けていきたいのなら会見を開くべき」という声も見られますが、これは筋違いでしょう。もし騒動が本当だとしても当事者間で話がついているのなら、永野さんにはその義務や必然性はないのです。

今回のコラムは決して「永野さんをフォローしたい」という理由で書いたわけではありません。お悩み相談のコンサルタントもしている立場から、「1人ひとりが無関係の芸能人を攻撃するのではなく、もっと自分の人生を楽しんでほしい」という思いから書かせていただきました。

木村 隆志 コラムニスト、人間関係コンサルタント、テレビ解説者

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きむら たかし / Takashi Kimura

テレビ、ドラマ、タレントを専門テーマに、メディア出演やコラム執筆を重ねるほか、取材歴2000人超のタレント専門インタビュアーとしても活動。さらに、独自のコミュニケーション理論をベースにした人間関係コンサルタントとして、1万人超の対人相談に乗っている。著書に『トップ・インタビュアーの「聴き技」84』(TAC出版)など。

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