「活動休止じゃないんだ」「鋼のメンタルすぎ」の声殺到も… 永野芽郁の"不倫騒動から2カ月半ぶりに復帰"は本当に「図太い」のか
何とも達観したような考え方ですが、「このくらい諦観できなければ俳優という仕事をやっていくことは難しい」ということなのかもしれません。
ただ、優しくも重みのあるこの言葉が効いたのか、それまで演技面の批判に悩まされていた佐々木さんはその後、前向きな姿勢で俳優業に挑み、現在の立場をつかみ取りました。
俳優ではありませんが、バラエティのMCもこなす男性タレントにインタビューした際、彼が言った「芸能人は人前で恥をかく仕事と思っている」という言葉が印象に残っています。
これは彼も「先輩タレントから教えてもらった」という、芸能界に存在する1つの考え方であり、「だから駆け出しのころから、お金がなかったり後ろ指をさされたりなどの苦しいときも何とかやってこられた」とも語っていました。
永野さんにそれに似た考えがあるかはわかりませんが、芸能人として活躍するほど、一般人には理解しづらいメンタルが必要であることは間違いないでしょう。
「表に出続ける」主演俳優という立場
芸能人や俳優を語るうえでもう1つあげておかなければいけないのは、「何があっても表に出ることが仕事」という現実。
たとえば、不祥事で穴があったら入りたいようなときも、芸能人である以上、仕事として表に出ることを求められる。表に出たら笑顔を見せなければいけないときがある。事務所や取引先のために逃げ出せないときもある。本当は正直に語りたいのにそれを許されないときがある……。
よくネット上で「芸能人をやめて一般人になればいい」というコメントを見かけますが、「周囲との関係性からそれすら許されない状況がありうる」のが芸能の仕事。
実際、取材時にオフレコで、「もし自分や身内が何か不祥事を起こしたとしても、生きている限り、表に出て仕事をせずにはいられない立場になった」と自虐気味に語ってくれた俳優もいました。
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