流山市を含めて千葉県は急激なベッドタウン化が進むなかで、JR常磐線以外の鉄道の必要が叫ばれるようになり、2005年には「つくばエクスプレス」が開通。「流山おおたかの森駅」が新設されることになった。
つくばエクスプレス、そして東武アーバンパークラインが乗り入れる「流山おおたかの森駅」の南口を出ると、「流山おおたかの森S・C」が見えてくる。南口から連絡通路で「流山おおたかの森S・C」の2階につながっている。ここは2007年にオープンした本館だ。


「流山おおたかの森S・C」は本館以外にもいくつも棟があり、なんと10施設から成り立っている。つくばエクスプレスと東武アーバンラインは十字に交差しており、東武アーバンラインを境として南西側に施設が点在している。

ところで流山おおたかの森について話す時、よく「二子玉川と似ている」と言われる。確かに、駅周辺の雰囲気には、通じるものがある。
「似ている」と感じる人が多いのは、開発したのがともに「東神開発」だからだろう。東神開発は、日本初の本格的な郊外型ショッピングセンターといわれている「玉川高島屋ショッピングセンター」の開発に伴って設立された高島屋系の会社であり、二子玉川という街をブランディングしてきた立役者なのだ。
高級感漂う「タカシマヤ」
「流山おおたかの森S・C」は子連れファミリーに配慮しつつも、全振りはしていない。キッズやティーン向けのテナントはあまりなく、テナントぞろえや内装、外観から、ワンランク上の上質さを演出していると感じる。
その代表格が「タカシマヤフードメゾン」。ここには、デパ地下を彷彿とさせる高品質な食物販が集まっている。

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