「重低音がしんどい」「またミセスか…」 Mrs. GREEN APPLEの野外ライブが《うるさすぎて炎上》 超人気バンドの度重なるトラブルに見る“危うさ”
音楽イベントに騒音問題は付き物だが、近年の特徴は、SNSで問題が拡散され、増幅されてしまう点だ。
コンサートの音漏れに対するクレームがSNSで拡散する例は過去に幾度もあったが、筆者が知る限り、トレンド入りするまでのことは起きていなかったように思う。
さらに今回特徴的だったのが、「Yahoo!天気」アプリの「みんなの投稿」機能を活用して、地図上にコメントを入れ、「被害地域」を可視化するという動きが見られた点だ。
SNSの「苦情拡散」から学ぶべきこと
筆者はソーシャルリスニング、つまりSNS上の口コミを分析する仕事を、ブログや2ちゃんねるが主流だった時代から、20年近くにわたり行ってきた。SNS上の声は、虚偽や誹謗中傷などの不適切なものも多いのだが、非常に有用な情報が得られることもある。
今回は「大炎上」とも言える事態を招いてしまったが、そうであればこそ、そこから学びを得ることが重要になる。SNSで多くの苦情が殺到し、地図上に被害の範囲が可視化されているという事態も起きたが、逆にそこから学びを得ることもできるのではないだろうか。
現地で騒音や音漏れの実態を把握するのと同時に、これらのデータを分析してみると、今後の改善策につながるような有用な知見も得られるのではないかと筆者は考えている。
Mrs. GREEN APPLEは、人気も実力もあると同時に、多くのファンから強い支持を集めているアーティストだ。だからこそ、「コロンブス」で炎上した後も、人気を維持するのみならず、さらなる飛躍を遂げることができたのだと思う。
今回もピンチをチャンスに変えて、さらなる活躍をしてくれることを筆者としても願う次第である。
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