「重低音がしんどい」「またミセスか…」 Mrs. GREEN APPLEの野外ライブが《うるさすぎて炎上》 超人気バンドの度重なるトラブルに見る“危うさ”

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SNSによると、“音漏れ”は横浜や隣の川崎市だけでなく、15キロ先の東京都の大森や蒲田まで起こっていたようだ。単純に風向きの問題であったのかどうかは検証が必要だろう。

山下ふ頭では、過去にもライブ等のイベントは行われていたようだが、騒音がここまで大きな問題になったことはなかった。大規模なライブだっただけに、音量がこれまで以上に大きく設定されていたのかどうか、気になるところだ。

初日にも苦情が出ていたとのことで、翌日に十分な改善策が講じられなかった点についても気になるところではある。

ミセス
「風が影響するんだ!」とSNSでも話題になった、ミセスの謝罪文(写真:Mrs. GREEN APPLE公式サイトより)

筆者自身、広告会社に勤務していた頃にイベントの仕事をしていたことがあるが、「イベント運営業務の多くはトラブルシューティング」といっても過言ではない。

どんなに気を付けていても、小さなトラブルは頻発するのが通常で、大きなトラブルに発展しないように、事前、あるいは開催中に対応策を講じることが重要になる。

ミセスは2024年にも、日本コカ・コーラとのタイアップソング「コロンブス」のミュージックビデオで類人猿を出演させ、「(先住民に対する)差別的表現だ」として炎上している。

コロンブス
2024年に炎上してしまった「コロンブス」のMV(写真:『Mrs. GREEN APPLE』公式YouTubeより引用 ※現在は削除済み)

このときも、事後の取り下げと謝罪は迅速に行われたのだが、事前に防止できなかったことが疑問視された。ここまで人気も実力もあって、大手事務所に所属している大物アーティストにしては、リスクマネジメントが甘いように見える。

ももクロやAdoも…過去にあった「ライブの騒音問題」

今回の件に類似した事例として、アイドルグループ「ももいろクローバーZ」が2017年に埼玉県富士見市で行った屋外コンサートがある。

このコンサートも2日間にわたって行われたが、20キロ先の地域からも苦情を受けたという。なお、1日目に苦情を受けて2日目は音量を下げたが、2日目のほうが苦情は多かった。

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