「スタンプのセンスない!」「ここでw使う?」35歳女子の見合い相手への不満――真面目で誠実な女性ほど婚活をこじらせやすいワケ

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一方、男性の婚活は、“結婚する”という結果を重視している。それを得るためにはどう進めていったらいいか。目的遂行、問題解決型の思考なので、多少の感情の違いには頓着せずに、付き合いを進めていく。

その結果、前向きに関係を深めようとする男性の言動が、感情の機微に敏感な女性には、“思いやりに欠ける”ものとして受け取られてしまうことがある。

一気にテンションが下がった

さゆり(37歳、仮名)は私大を卒業後、今のメーカーに入り、キャリアを積んできた。年収は700万円で、課長職についている。婚活を始めて10カ月になるが、まだ真剣交際に入る相手には出会えていなかった。

そんななかで、先日仮交際中に入ったしんいち(39歳、仮名)のことを、とても気に入っていた。年齢も近く、年収も900万円以上あり、さゆりの中では、「(自分と)釣り合いが取れた相手」だと思っていたようだ。

「見た目もタイプです。婚活も長くなってきているので、そろそろ本命のお相手に出会いたい。今回は本気でいきます」と、筆者に言っていた。

婚活において、お付き合いを順調に進めていくための大切なポイントの1つが、“お見合い後、仮交際に進んだら、できるだけ間を空けずにファーストデートをすること”だ。

さゆりは、週末にはどうしても初デートをしたかった。

ところが、ファーストコール(仮交際に進み、互いに相談所を通じて連絡先を交換した後、男性が女性に初回連絡をすること)のとき、しんいちから「今週末に出張が入るかもしれないので、会えるかどうかは、あとでLINEで連絡します」と言われた。

そこでLINEを待っていたのだが、月曜日も火曜日も来なかった。水曜日になり、さゆりから「週末のご予定は、いかがですか?」とLINEを入れてみた。

すると、しんいちからはたった一言、「お急ぎですか?」と返信がきた。

彼女はこの言葉に、とても傷ついてしまった。

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