年末年始に帰省して、幼なじみや学生時代の既婚した友だちに会ったり、家族写真付きの年賀状を見たり、兄弟姉妹の姪や甥に会ったりして、「今年こそ、結婚したい」「家庭を築きたい」と思った人も多いのではないだろうか。
仲人として婚活現場に関わる筆者が、婚活者に焦点を当てて苦労や成功体験をリアルな声とともにお届けしていく連載。今回は、「婚活で時間をムダにせずに結婚する方法」を、仲人の目線からアドバイスしたい。
「マイルール人間」のるりこ
何年婚活をしても、なかなか結婚が決まらない人には、特徴がある。
「私は、高い理想を掲げているわけではない」というのだが、相手の条件の理想は高くなくても、自分の中で確固としたルールがあり、相手を見る目が非常に厳しいのだ。
るりこ(39歳、仮名)は、36歳の時からアプリで婚活をしてきた。筆者の結婚相談所での婚活は、1年になる。婚活歴でいうと約4年。1年前に面談に来たときに、こんなことを言っていた。
「私は、結婚しても仕事は続けたい。だから、男性に高年収を求めているわけではありません。私と同じくらいでいい。見た目も普通でいいんです。清潔感があって、パートナーを思いやれる優しさがあれば十分です」
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