「言わずもがなの名品! まるで荒れたグラウンドを整備するみたいに、顔の表面の色味を自然に補正してくれます。頬とおでこ、鼻、顎に少量ずつ乗せて広げるだけ。塗らない部分が自然にシェーディングになります。“メイクバレ”をしたくない人でも、塗る量で調整できるので、ちょっと昨日飲みすぎて顔色悪い、みたいなときにもおすすめです」
「男性のお悩みごとで多いのは、ヒゲ隠しなんですよね。青みを消すのには、オレンジのコンシーラーを使うといいのですが、そんじょそこらのオレンジじゃ足りないんです。
これは舞台メイクのようにしっかりとした色が出ます。でも、塗布する量を調整すればナチュラルにも。俳優をしていると、役でヒゲを伸ばさないといけないときもあるので、これでヒゲのあるなしを使い分けています」
「ちょっとテカリが気になるところなどにポンポンっとつけるとサラサラに。下地やコンシーラーで補正した肌と何も塗っていない部分との差が出てしまうと“メイク感”が目立つので、これをつけて境目をなくすのがいいですよ。グラデーションにしていくイメージです」
エッセイの中で、坂口さんはメイクとの出会いを綴っている。大好きなエメラルドグリーンをカラーマスカラで取り入れたのがきっかけだったという。
メイクをすれば顔も含めて、自分好みにトータルコーディネートできるという発見に「顔があいてるやん! ここに好きな色を塗ればええやん! アクセサリーをするようにお絵描きしたらええやん!」と心躍った。
「もともとファッションが好きだったので、洋服選びに加えてもう1つの表現方法ができたという感じです。でも、みんなすればいいとは思っていません。性別やジェンダーに関係なく、したかったらすればいいし、したくなかったら徹底的にしなくていい。あなたの美しいという基準に当てはまっているなら、それでいいと思います。
自分の美意識や価値観がまだ定まっていないなら、もう少し養ってから決めたらいいんじゃないでしょうか。何でもやってみるのがいいと思います、きっと楽しいですよ」

