「わからないことがあれば質問してね」が新人を潰す…? 部下に仕事を任せるときに言ってはいけないNGフレーズ

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対策として、質問しやすい空気づくりを心がけながら、教育項目のチェックリストなどを作成し、「教えた・教えていない」が曖昧にならないような工夫が必要です。

教育が中途半端な状態で、仕事を任せてはいけないのです。

「困っていることはないですか?」

これも、ごく日常的に発される言葉です。

仕事を任せた部下と個別ミーティングを行い、悩んでいること・問題点を共有するのは、リーダーとして不可欠な責務ですが、「とくにありません」と返されるばかりで、手応えがないという不満を感じたことはありませんか?

部下が「困っていることはない」と答える理由として、〈できない、使えない部下〉と評価されてしまうことを避けたいという心理があるようです。そして一人で問題を抱え込み、ストレスを溜めてモチベーションを下げ……、最悪の場合は退職、心身の健康を損なうことさえあります。部下から気軽に「SOS」のサインが届かないことを前提に、対策を考える必要があります。

効果的なのは、2週間〜1カ月に1回の頻度で、じっくり話を聞くことを主とした、より親身な個別ミーティングの実施です。

①前回のミーティングから今回までの行動
②今抱えている課題や悩み
③面談の中で取り扱いたいテーマ

といったことについて事前にレポートを作成してもらうと、頭の中が整理され、自分で課題解決の糸口をみつけられることもあります。

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