「わからないことがあれば質問してね」が新人を潰す…? 部下に仕事を任せるときに言ってはいけないNGフレーズ
ミーティングの場では、軽い雑談から始め、リラックスした状態を保ちながら進めましょう。このとき大切なのは、上司は聞くことが8割、話すのは2割を原則とすることです。「質問をすること」も重要な役割なのです。
忙しい中ですが、お互いにきちんと準備をして、継続していきましょう。
「前にも言ったよね!」
任せた仕事に対して注意事項を伝えていたにもかかわらず、部下にミスをされてしまうと、残念な気持ちになるのは当然のこと。さらにそれを繰り返されると、ついイラッとしてしまい、「前にも言ったよね!」と、強い口調で当たってしまうこともあると思います。
しかしこれは〈パワハラ〉と受け取られる可能性があるだけではなく、問題の解決にはまったくつながらないので、グッとこらえてほしいのです。
では、なぜ「伝えたはずのこと」が守られないのでしょうか?
その理由の1つ目は、「情報が正しく伝わっていない」ことです。任せたことを確実に実行してもらうには、任せる内容を正確に伝えることが不可欠。人は情報を自分のフィルターを通して理解し受け取りますので、任せる側が図、写真、数字を活用して、個々のフィルターで変換されない伝え方をすることが求められるのです。
2つ目は、「注意喚起した方・された方」で重要度の認識が異なっているから。伝える前に、「重要なこと」だと念入りに強調しましょう。
3つ目は、「忘れてしまう」から。一度に複数のタスクを伝えられた場合、認知的過負荷がかかり重要な情報が抜け落ちてしまうことがあります。対策としては、一度に大量の指示を与えず、タスクを分けて教えること。さらに、伝わっているかどうかの確認の仕組みを取り入れましょう。
紹介した3つのフレーズのほかにも、「NG」は多く存在します。リーダーの言葉を部下はどう受け止めるのか、その影響力を自覚して向き合ってください。自分が言われたらどう思うかという想像力のある、「任せられる」リーダーの存在が、働き甲斐のある職場をつくっていくのです。
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