「おじおばは愚痴ばっかり」「否定から入るのやめてくれない?」目上の人を“ああはなりたくない”と思っていた若者たちの末路

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では、若い頃に「こうなるのは嫌だな」と思った上の世代の人がいたように、「この人みたいになりたい」という、上の世代の人もいませんでしたか?

失敗するとわかっていても、すぐに否定せずに経験を積ませてくれた人や、ミスをフォローをしてくれた人、年を取っても愚痴らない、いつも穏やかな笑顔の人。

年をとって、その人たちのようになれていない自分と比べてしまい、モヤモヤしているのではないでしょうか?

愚痴を言わない、否定をしない、嫌な顔をしないって、人を不快にさせないための、思いやりから生まれる行動です。

「こんなふうに年を取りたい」と思える人たちは、年を取っても人を思いやる努力を続けてきたから、素敵に見えたのだと思います。

気づいたそのときが軌道修正をするチャンス

先日、SNSで、子どもの頃に好きだった作家さんを見つけました。

同業になってはじめてわかることですが、昔は華々しく感じた作家業ですが、いざなってみると、つらいことや理不尽なことが他業種よりも多いと感じます。私はこの仕事に就いてから、以前よりモヤモヤする回数が増えました。

でも、その作家さんが穏やかに謙虚に、毎日楽しいことをつぶやいているのを見て、私もこの人みたいになりたいなぁと思ったし、前以上に好きになってしまいました。

「愚痴ばかり言う自分は嫌だな」と思ったら、気づいたそのときが軌道修正をするチャンスなのだと思います。否定や愚痴を少しずつ意識して減らしてみるのはどうでしょう?

どうせ無理だと思わずに、まずはこれを、「否定から入るのをやめる練習」と思って、試してみてもいいと思います。

Jam 漫画家・イラストレーター・ゲームグラフィックデザイナー

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じゃむ

人間関係の悩みを描いたマンガ「パフェねこシリーズ」がTwitterで累計50万以上リツイートされ話題となる。著書に『多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。』(サンクチュアリ出版)のほか、『にゃんしゃりで心のお片づけ。』(PHP研究所)、『マンガ版 ちょっとだけ・こっそり・素早く「言い返す」技術』(マンガ担当/三笠書房)、『言いにくいことはっきり言うにゃん』(笠間書院)、『まねきねこのうた』(秋田書店)、『続 多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。』(サンクチュアリ出版)などがある。

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