
人は幸せになるために結婚をする。しかし、どんな相手とのどのような結婚生活が自分を幸せにするのかがわからないことが多い。筆者のように離婚などの手痛い失敗をしてから初めて少しだけわかる場合もある。
結婚への「物心」がつくのが遅かったと自嘲する松井美穂さん(仮名、48歳)は、4年前の結婚によって「思ってもいなかった幸せな未来を生きている」と感じている。マッチングアプリで出会った個人投資家の夫から深く愛され、専業主婦ではなく「ヒモのような暮らし」をしているのだ。
「家事も何もやらなくていい」理想の結婚生活
夫の和彦さん(仮名)は3歳年下。以前は首都圏に飲食店を数店舗運営しており、その売却益と親からの遺産を元手にした株式投資だけで生計を立てている。健康と美容以外にはお金を使いたがらない倹約家だが、家賃を含めた2人分の生活費はすべて負担。料理はプロで、基本的に自宅にいるので美穂さんには「家事も何もやらなくていい」と言っている。美穂さんにも投資の手ほどきをして、その利益はすべて美穂さんのお小遣い。自分と違って旅行好きの妻が1週間ほど家を空ける際も「行っておいで」と快く送り出しているらしい。
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