「暑すぎる…よし、首元をキンキンにしよう」 《ネッククーラー》で冷却ガジェット市場を開拓したアキバ中小企業、猛暑対策グッズが爆売れの訳
「機会損失になることもあります。例えば今年販売した『ファンブレラPOLE』という商品は、ファン機能が付いた晴雨兼用の日傘なんですけど、ご好評により今季販売分は完売となってしまいました。6000本以上も用意していたのですが……」

のれせん、コールドマウンテン…。猛暑を乗り切るユニークなアイテム
他にも、冷却機能とファン機能を併せ持った「冷蔵服4」も在庫薄のようだ。今季は3万2000着以上用意していたが、作業着など現場作業向けの商品を取り扱っている商社から、かなり早い段階でまとまった注文があったらしい。
今年の6月から熱中症対策が義務化されるなど、社会全体で熱中症予防・対策が急務となっている。2024年5~9月には過去最多、全国で約10万人が熱中症で救急搬送された。
日本だけでなく世界でも、例えばスペインでは2025年5月16日~7月13日までに、熱中症による死者が1180人にも及んだ。2024年の同時期の死者が114人だったことを考えると、実に10倍近い犠牲者が出ている。
暑さ対策は、万国共通で大きな課題となっているのだ。
「7月の3週目からは(※要最終確認)、新商品『ハンディクールファン』(税込み5980円)が発売されました。毛細血管の集まる持ち手に冷却プレートが付いており、6段階の風量設定が可能です。風量には自信があります。特許の出願も現在検討中です」
その他、お風呂上がりに全身爽快になれる乗れる扇風機「のれせん2」。電気の力でキンキンに冷やすことのできるドリンククーラー「コールドマウンテン」など、同社ではユニークな猛暑対策グッズが充実している。


「街中で弊社の商品を使ってくれている人を見ると、ありがたいな。嬉しいなという気持ちになります。ガジェット好きの『サンコーファン』の方もいて、例えばネッククーラーなどはリニューアルするたび、購入していただいております。ありがとうございます!」
最後に、四宮氏はこのように語ってくれた。
「どんどん夏が暑くなっており、場合によっては命に関わるケースもあります。暑さ対策グッズが何もない状態では、もう過ごせません。私たちサンコーは引き続き、『面白く』『お役に立つ』商品を皆様にお届けできるよう、努力を続けていきます!」
サンコーの「熱い挑戦」にこれからも期待したい。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら