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「暑すぎる…よし、首元をキンキンにしよう」 《ネッククーラー》で冷却ガジェット市場を開拓したアキバ中小企業、猛暑対策グッズが爆売れの訳

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  • 佐藤 大輝 肉体派ライター・ウーバー配達員ライター
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ホワイトかグレージュ、2種類の色から選べる(写真:サンコー提供)

近年SNSで話題になっている「満員電車でハンディファンに髪が巻き込まれた」といったトラブルに対しても、同社の製品は強みを発揮できそうだ。

「女性の方の声を反映し、髪の巻き込み防止機能が付いています。満員電車で利用する際も、ハンディファンなどの扇風機型の冷却グッズと異なり、相手の髪を巻き込んでしまうことは考えづらいです」

Xで話題になっているハンディファンの被害(著者スクショ)

同社のネッククーラーは「ペルチェ」という半導体素子を使用している。この素材は通電すると片面が冷たくなる性質があり、小型冷蔵庫にも使われている。この仕組みを超小型化して搭載。冷却プレートが首の両側に当たり(首には太い動脈が通っているため)、効率的にクールダウンすることができる。

ここで驚くべきは、同社のネッククーラーシリーズの「リニューアル」の頻度だ。なんと過去11年間で計8回、新しい商品を市場に送り出した。これには深いワケがある。

新商品は年間100個以上!? 少数精鋭企業のCOOLな戦略

「ファーストペンギン、先をいく者の宿命と言いますか……。ネッククーラーが好例ですが、私たちが作った商品は他社から類似品が販売されるなど、市場で一般化されていきます。だからこそ、既存の商品のブラッシュアップと新商品の開発。この2つの方向性、戦略が重要になってきます」

四宮氏によると、今季一番の売れ筋は(冒頭で紹介した)最新モデルのネッククーラー。しかし、旧タイプのネッククーラーも売れ行きは堅調だという。それはなぜか。

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【旧タイプのネッククーラーも売れ続ける理由とは?】

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