昭和世代には馴染みのうすい「総合型選抜」と「学校推薦型選抜」 今さら聞けない"一般入試じゃない"大学受験のAtoZ

「総合型選抜」と「学校推薦型選抜」について詳しく解説します(写真:Fast&Slow/PIXTA)
大学受験を控えたお子さんを持つ保護者にとっては、「勝負の夏」がもう目の前に迫っていますが、入試の形態が多様化した近年、「実はいまだに大学受験の仕組みがよくわかっていない」という声も耳にします。
そこで本稿では、昭和世代の親にとって、いまいちピンと来ていない「総合型選抜」と「学校推薦型選抜」の2つの入試形態について、株式会社はくらん代表取締役の和田圭史氏とキャリアコンサルタントの眞下みのり氏の共著『自分らしさを見つける 総合・推薦入試 志望理由書: 推薦入試のプロ×キャリアコンサルのプロが教える』から一部を抜粋・編集する形で解説します。
「総合型選抜」と「学校推薦型選抜」で受験するには
総合型選抜も学校推薦型選抜も、書類審査・面接・小論文での審査が主流です。
他に、大学入学共通テストの利用や、志望学科に関わる教科・科目のテスト(例えば、外国語学部に英語、生物資源学部に生物など)、実技試験(例えば、芸術・スポーツ系の学部に各専門の実技など)を課す場合もあります。資格・検定試験の成績を審査の対象とする場合もあります。
こういった選抜試験を通して、1人ひとりの受験生がどれほどの資質・意欲・基礎学力を持っているかを判断します。書類審査・面接・小論文のそれぞれについてもう少し詳しく見ていきましょう。
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