昭和世代には馴染みのうすい「総合型選抜」と「学校推薦型選抜」 今さら聞けない"一般入試じゃない"大学受験のAtoZ
総合型選抜の面接を振り返り、うまく回答できなかった点をできるようにしておけば、かなり有効な面接対策になるというわけです。面接のみならず、小論文や教科テストの経験も、実際の本番の緊張感を経験しているということは、とても有利です。
出願書類は、総合型選抜に比べて学校推薦型選抜は分量が少なめの傾向がありますが、総合型選抜で作成したものを元に凝縮した書類を作れば、短くても深い内容のものに仕上げることができます。
さらに、総合型選抜で良い結果を出せなかった時には、同じ大学・学科の一般選抜でリベンジを図ることもできるでしょう。
不合格でも数カ月後に「リベンジ」のチャンス
また一般選抜で別の大学を受験する選択もあるでしょう。たとえそうなったとしても、総合型選抜の受験が無駄になることはありません。実際の受験を経験したことは、大きな強みになるのです。
総合型選抜や学校推薦型選抜で不合格になったら確かにつらいのですが、それで受験が1年先送りになるのでなく、数カ月後にリベンジのチャンスが訪れるのです。
残念な結果を受けて、より受験勉強のエンジンがかかり、一般選抜でうれしい結果となった受験生を、私はたくさん知っています。大事なのは気の持ち様です。総合型選抜で合格したい思いが少しでもあるのなら、何度かある受験のうちの「最初のチャンス。失敗してもリベンジできる」と自分に言い聞かせて、チャレンジするとよいでしょう。
ちなみに、オープンキャンパスで質問をしてくれた受験生は、第1志望の大学に総合型選抜で見事合格しました。
自己アピールが得意でないと本人が自覚していたくらいですので、朗々と演説できるタイプではなく、どちらかというと、とつとつと話すタイプの高校生でした。
しかし、積極的に質問をした姿勢からも推し量れるように、やる気と真面目さは十分持っているので、良い結果を出せるだろうと予測していましたが、案の定、その通りになりました。
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