再開発をすると街の魅力がなくなる…とは限らない!下町情緒を残しながら新風を吹き込んだ、亀戸の商業施設「カメイドクロック」はどう凄い?

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江戸時代、亀戸が位置する江東区は、江戸に野菜を供給していた。特に、亀戸四丁目あたりではたくさんの亀戸大根が生産されていた。明治初期の産業革命期には、江東区は工業地帯に姿を変える。広い土地と水運があり、政治や経済の中心地に近いことから、繊維工場や製紙工場の用地として白羽の矢が立ったのだ。

1904(明治37)年には、総武線亀戸駅が開業。明治末期になると、重化学工業が発展していく。第二次世界大戦中には、軍需産業によってさらに成長した。

亀戸駅東口に誕生した「カメイドクロック」

時代によって姿を変えてきた亀戸の街だが、現在、街の顔となっているのが「カメイドクロック」だ。

カメイドクロックの看板
東口を出ると、「カメイドクロック」の大きな案内看板が出迎える(筆者撮影)

野村不動産が開発し、2022年にオープンした大型商業施設である。

カメイドクロック
商業施設「カメイドクロック」。右にあるのは同時にオープンしたマンション「プラウドタワー亀戸クロス」(筆者撮影)
亀戸駅周辺マップ
平面図で見るとこのような位置関係。商業施設とマンションがデッキでつながっている(出典:野村不動産ホールディングスニュースリリース)

実際に敷地内を歩いて、その魅力を味わってみよう。これがなかなか、素敵なところなのだ。

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