「正論だとわかっているのに、なぜか反発してしまう」身近な人の言葉ほど届かない訳

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同じ指摘でも、言われる相手によって、ここまで受け取り方が変わってしまうのはなぜなのか。おそらく、「距離が近すぎる関係」には、気づかないうちに甘えや力関係が混ざり込んでしまうからだ。たとえば、親や兄弟、長く一緒に働いている上司や先輩。そうした相手に対しては、信頼しているがゆえに、

・何でも相談できる
・言いにくいことも言える

というメリットがある一方で、気づかぬうちに、

・わがままを言ってしまう
・本音をぶつけすぎてしまう

といった「慣れ」も生まれてしまう。

距離のある第三者の一言が響くことがある

たとえば、いつも気にかけてくれる課長に、「また説教ですか? ちょっと勘弁してくださいよ」と軽口を叩いてしまい、「いや、君の将来のことを考えて言ってるんだよ」と真面目に返されたときに、「はいはい、考えておきます」と流してしまう──そんな光景も、決して珍しくない。

どれだけ正しいことを言っていても、「近すぎる言葉」はなかなか届かない。むしろ、少し距離のある第三者の一言のほうが、心の奥まで真っ直ぐ刺さることがあるのだ。

横山 信弘 アタックス・セールス・アソシエイツ 代表取締役社長

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よこやま・のぶひろ / Nobuhiro Yokoyama

企業の現場に入り、目標を「絶対達成」させるコンサルタント。最低でも目標を達成させる「予材管理」の理論を体系的に整理し、仕組みを構築した考案者として知られる。12年間で1000回以上の関連セミナーや講演、書籍やコラムを通じ「予材管理」の普及に力を注いできた。NTTドコモ、ソフトバンク、サントリーなどの大企業から中小企業にいたるまで、200社以上を支援した実績を持つ。最大のメディアは「メルマガ草創花伝」。4万人超の企業経営者、管理者が購読する。『絶対達成マインドのつくり方』『絶対達成バイブル』など「絶対達成」シリーズの著者であり、著書の多くは、中国、韓国、台湾で翻訳版が発売されている。近著に『トップコンサルタントの「戦略的」勉強法』。

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