「計算は暗記⁉」東大合格者が教える“計算が速くなる驚くほどシンプルな方法”とは

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

この「6×6×6=216」を瞬時に出せるかどうかで、解答スピードは大きく変わります。これは、計算が速くて「36×6」をすぐにできるかどうか、というよりも、「6×6×6=216」を覚えているかどうかという「暗記」のほうが大事になります。つまりは、「計算力が速い人」と言っても、その土台にあるのは「暗記ができるかどうか」でしかないのです。

他にも、以下のような「平方の暗算」は、覚えておくと計算スピードが格段に上がります。

15×15=225
25×25=625
35×35=1,225
45×45=2,025
55×55=3,025
65×65=4,225
75×75=5,625
85×85=7,225
95×95=9,025

いずれも「下2桁が25」という特徴がありますね。これは「5で終わる数の平方」に共通する特徴で、数の性質を知ることで、暗算がどんどんラクになっていきます。

また、11×11=121、12×12=144、13×13=169…といった“基本的な2桁の掛け算”も、覚えてしまえば、「計算をしないで答えを出す」ことが可能になります。

計算力は“技術”であり、“慣れ”で身につく

スライム桜は異世界に咲く
『スライム桜は異世界に咲く』(玄光社)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

こうした計算を「努力で覚える」のではなく、「よく使うから自然と覚えていた」という状態が理想です。まずは頻出の計算パターンを少しずつストックする必要があります。そしてそれを、応用する必要もあります。

「22×11」があったときに、「11×11=121の2倍だな」と考えることができれば「242だ」とすぐ答えられるでしょう。これと同じように、覚えた暗記をしっかりと応用することができる人であれば、計算は速くなります。

いかがでしょうか?計算力は“技術”であり、“慣れ”で身につくものです。「自分は文系だから」「数学の素養が自分にはないから」とは考えず、しっかり技術を磨いてみてください!

西岡 壱誠 ドラゴン桜2編集担当

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

にしおか いっせい / Issei Nishioka

1996年生まれ。偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「独学術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。

そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。全国の高校で高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。また、YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営、約1万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。

著書『東大読書』『東大作文』『東大思考』『東大独学』(いずれも東洋経済新報社)はシリーズ累計40万部のベストセラーになった。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事